レイヤセットとマスクを作る(続1)

なぜレイヤセットが必要?

第一船室(全体図)

MAYAを使う時に皆さんは何を考えますか、綺麗な静止画又はリアルな動画等々色々な事が関係してきます、しかし簡単に静止画を作るならばレイヤーは必要ありませんが単純な静止画だけ作成して来ます、これでは多分皆さんも満足されないと私は考えます。例えば反射又荒れ狂う海面とか色々ですがでも一番問題になるのはパスラインと言って光学を再現する場合に於いてレンダーパスでしか作り出せないのです、又画像が複雑に重なり合いカメラが回り込むとか色々な効果を出すためにはどうしても理解(マスク・反射・影)する必要が出てくるのです、勿論合成とか複雑に関係してきます、又レンダリングが長時間に及ぶ場合にレンダーレイヤーで作成して置けばシステム異常で落ちた場合被害が少なくて済むし変更もそのレイヤーだけを行えばそれで済むのも大きな利点です。

では実例をお見せします。

第一船室内

MAYA内の画像ですが綺麗ですね、勿論レンダリングではもっとリアルさが増加します。

全体図(構成部品をご覧ください物凄い数です)

今作成中の潜水艦ですが部屋は全部で6部屋存在しますのでかなり大きなモデルになります(皆さんのやり方ではリソースが足りなくなると思います)各部屋には照明とかカメラが存在しています、この様な場合にどのようなカメラアングルが必要でしょうか。

1:全体を見渡すカメラ

2:カメラの位置を移動して外面から室内を見るカメラ

3:各部屋を内部から撮影するカメラ

4:延々と増えて行きます、レンダリングだけで相当多いレンダーレイヤが必要になります

各レンダーレイヤにはそのカメラ、照明から始まり外側から写真を取る事も関係してきます、非常に複雑な処理になりますですから用途別にレンダーレイヤとかモデルを切り分けて撮影する必要が出てきます。


パスラインを組み込む レイヤセットとマスクを作る(続1)